現代を生きて行く上で避けては通れない「お金」の話。
さすがに最近は言われなくなりましたが、田舎暮らしを始める準備期間中は「どうやってお金を稼ぐのか?」という質問をよくされました。
自給自足の生活をしようとしても、やはりお金は必要です。
車は乗るし、チェーンソーも使うし、電動工具も使うし、野菜の種は買うし、電気も使うし…
うちはコーヒーやお菓子や紅茶を売っているので、そもそも商売をするのに仕入れの資金がいります。
その前に、「働く」ということをちょっと考えてみます。
人に限らず、地球上の全生命が生きて子孫を残すために日々働いています。
植物もせっせと光合成しています。微生物も働いています。
「働く」という事は「お金を稼ぐ」と同義ではないのですが、人間は(笑)つい混同してしまいます。
会社で働くことはもちろん、家事や育児も働くことです。
畑で野菜を作ることも、自分で家を建てることも、薪でお風呂を沸かすことも労働です。
お金を払う場合、自分ができない(または作れない)事の対価としてお金を払ってやってもらうということだと思います。
あるいは、人力では大変なことを機械やエネルギーを使って効率よく行うことにお金を払うということもあるでしょう。
本来、お金はそういう時に必要になるということだと思います。
田舎暮らしをして自給自足的な生活をすると、基本的な生活費である
- 居住費
- 食費
- 水道光熱費
これらを自分で生産することで、毎月かなりの額のお金が必要なくなります。
家を自分で建て、畑を耕し、薪で暖を取り料理をしお湯を沸かす。
生活に必要な道具も作り、服も作っちゃう。
けっこう楽しいと思いません?
楽しいしお金もかからない!
もちろん、良い事ばかりでないけど、こんな生活もあるのです。
日本でもつい半世紀前までは田舎ではこんな暮らしをしてたので、みんなできないことではないと思います。
結局言いたいことは、「お金は必要だけど、何のために使うかが大事」なんですよね。
多くの事がお金を使えば解決できてしまうけど、そればっかりだといつまでたっても「働くこと=お金を稼ぐこと」になってしまうのではないでしょうか。
あまりまとまりのない話になってしまいました。
また機会があれば、このお話をしたいと思います。
↓お風呂を沸かしているところ